専門的に学ばれた方はご存知かと思いますが、意外と知ってるようで知られていないのが、
[植物がどのように肥料(栄養分)を吸収するか]です。
肥料をやるとそのまま植物の根が、むしゃむしゃ食べるイメージをお持ちの方が意外と居たりします。
*根が口を開けてむしゃむしゃ食べる・・・極端な表現をしました^^;
簡単に解説いたします。
土にまかれた窒素肥料や土に混ぜた堆肥は、微生物や各種酵素の働きで
有機物→アンモニア態→亜硝酸態→硝酸態と変化し、硝酸態窒素となって植物に吸収されます。
さらに簡単なイメージで解説すると
肥料を与えても、そのままでは吸収されず、土の中で植物が吸収できる形に分解されてから吸収される。
この事を理解していただくと、与える肥料・土(培養土)などがどんなものが良いか見えてくると思います。
*余談ですが、人間も同じですよね。
食べ物そのままが肉体となったり血になったりするわけじゃなく、胃で分解されさまざまな体内酵素でさらに分解され、
腸などで栄養分が吸収される。
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- 2015/01/02(金) 11:39:56|
- 読んで損はない!と思います^^;
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2014年秋、各地で菊花展が催されました。
近所でも、公民館、幼稚園、お寺、ご自宅前など、”菊”を見かけました。
綺麗でしたねー。
マルトは全菊連の全国大会静岡大会に出店してきました。
会場では普段お目にかかれないお客様達と出会うことができ、菊についての色々なお話が聞けて楽しくもあり勉強にもなりました。
”枯葉そのまま”の使用についての話もでました。
『やっぱり”枯葉”はそのままの方がいいよ。へたれなかったもんなー』と言われました。
数年前に書籍【マルトの親爺が菊作りの為に残す見聞情報記】を手に入れ、熟読し、
”枯葉そのまま”の使用を思い切って実践したところ、根傷みがなくなり好結果を得られたとの事でした。
”思い切って”というところが気になったので話を伺うと、
”枯葉そのまま”は《理由はわからないが何か害が出るのではないか》と思い使いにくかった。との事でした。
□試さない後悔は、試した失敗よりダメージは大きい。多くの方は前記の方と同じ考えで実践できないでいるのではないでしょうか。
見方を変えると、
●従来やってきた腐葉土のみでの栽培ですでに排水性の悪さからくる〈夏の根傷み〉などの害がでている。
①すでに害が出ている事に目を瞑っている。
②毎年、害が出る方法で栽培を続けている。
これは、大きなダメージです。
”枯葉そのまま”で、この害がなくなるなら試してみる価値はあるのではないでしょうか^^
試さないと毎年〈根傷み〉の害をうける。
試すと〈根傷み〉の害がなくなるかもしれない。
試す事と試さない事、どちらが菊作りにとって良いか・・・・・・・^^
菊作りは、一年に一回しかできません。どの世界にも試すことをしない、新しいことををする事を、批判する人がいます。
”やってみないで、文句を言う。”
”やる前から、無理と言う”
人が失敗すると、”それみたことか”と鼻で笑う
”自分の考え、価値観を押し付ける”
現実にいます、そういう人達。
でも!
貴方が結果をだしたら、手の平返します。そういう人達^^
だから
気にしないで、チャレンジチャレンジ!
やってみましょう!
失敗したっていいじゃないですか^^
壁にあたっているのなら、試行錯誤^^
お手伝いします^^こういった、目からウロコの知識や情報などをまとめた
【マルトの親爺が菊作りの為に残す見聞情報記】絶賛発売中!
お問い合わせは、名人工房 マルトまで
- 2014/11/20(木) 06:09:22|
- 読んで損はない!と思います^^;
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植物ホルモン”エチレン”のおはなし
道端の雑草をよくよく観察してみてください。
といっても、たぶん、エチレンに関する事に気付く人は少ないと思います。
雑草の群生を見ると、こんもりと楕円を描くように丸く群生しているのがわかると思います。
雑草の群生に限らず、木々もそう、葉や枝の部分は丸みをおびています。
これは、植物ホルモン”エチレン”の影響もあるんです。
エチレンは、植物の生育を抑える働きがあります。
生育が抑えられることにより、丈夫にはなります。
植物が何かに触れたりして刺激があっても生産されます。
例えば風を受けて、ゆれて隣に当たると、当たったほうも当てられたほうも”エチレン”が生産されます。
群生している雑草の外側、風などの刺激を受けやすい部分にある草は、
エチレン生産が盛んで、生育が抑えられ、背丈が低く、丈夫になります。
なので、必然的に丸くこんもりとした形で群生することになるんです。
木々も同じで木々が丸く茂るのは、風などの刺激を受ける外側がエチレンの影響で生育が抑えられるからです。
ここで、菊栽培で覚えはありませんか?
鉢を並べて栽培していると、外側の鉢の菊が中央の鉢の菊より背丈がのびない。
ハウス栽培で、外側の鉢の菊は背丈は低い。しかし、丈夫に育つ。
菊作り名人は、このエチレンの事を知らなくても、風があたる菊は背丈が伸びないと経験から知っていて、
鉢の位置を内側、外側を入れ替える作業をされたりします。
この植物の特性を上手に利用すると、背丈調整ができたりします。
- 2014/05/07(水) 17:11:53|
- 読んで損はない!と思います^^;
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菊作りは1年に1回しかできません。
だから、1回も無駄にはできません!仮に50歳から菊作りを始め、80歳まで菊作りをすると
単純に30回菊作りができます。
この回数を多いと考えるか、少ないと考えるか。
言わずもがな、無駄にできる時間などありません。
今年の失敗を来年も繰り返していては、気付いた時には・・・・・・
きつい文章ですが、真実です。
□多くの菊作りに見られる傾向■秋頃、よく聞きます。
”菊作りを始めて20年ほど経ちますが、なかなか菊作りの師匠のような華が咲かない。”
”菊作り名人の先生の講習会で聞いたことを実践したのに良い華が咲かない。”
”新しいよく効く肥料だと進めら使用したけど、効いたのかどうかわからない。”
”大きく良い華を咲かせる名人のハウスにあった肥料を取り寄せ使用したけど良い華がさかない。”
などなど
上記のような失敗した理由を秋の菊花展後によく聞きます。
また
”大きく良い華を咲かせるには、どの肥料を使えばいいんですか?”
こういう話する菊作りの人は、
失敗したけれど、その原因すら考えず、また、時期がきたから、刺し芽をして・・鉢上げをして・・肥料を与え、水を与え・・秋に失敗した華を咲かす。。。。繰り返し
失敗原因を尋ねると、たいていこう言われます。
異常気象、肥料が悪い、害虫の異常発生、病気の異常発生・・・・たまたま、好条件が揃って偶然、大きな華を咲かせた事もあるかもしれないですが、その年限り・・・
気付くと菊作り経験10年!もしくは20年!
菊作り経験の長さだけは、誰にも負けない・・・・□菊作り名人にみられる傾向○同じ失敗を繰り返さない
○失敗した原因を究明する
○新しい技術を試し、その結果で判断する
○講習会の内容をそのまま実践せず自分の栽培場所にあった方法にアレンジする
○同じ肥料を使い続け、その肥料の特徴などを理解し使用方法を極める
○栽培に関する手間を惜しまない
などなど
菊花展の全国大会で、壇上を眺めると毎年あがっておられる名人が多数おられます。
彼ら以外では、偶然、様々な好条件が揃いその年だけ抜群の華を咲かせ壇上にあがれた菊作りの方もいます。
毎年、気象条件・害虫・病気の発生など諸条件が変わるのに、
なぜ、良い華を咲かす事ができるのでしょうか^^この問いの答えがわかり、実践できたら、みんな名人!
そのお手伝いを【名人工房 マルト】します。
屋号の通り”名人を生み出す工房”
是非是非、マルト式菊作りで”名人”を目指しましょう!
詳しくは、【名人工房 マルト】で検索、もしくは、お問い合わせを^^こういった、目からウロコの知識や情報などをまとめた
【マルトの親爺が菊作りの為に残す見聞情報記】絶賛発売中!
お問い合わせは、名人工房 マルトまで^^
- 2012/10/18(木) 12:02:35|
- 読んで損はない!と思います^^;
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